観光の氷山図

下図の「観光の氷山図」は、この研究会の立ち上げ時に描いたものです。

都市計画やまちづくり分野から観光にアプローチし始めた私にとって、自分のような地域環境の保全・管理や整備分野が、観光にどうアプローチできるか、貢献できるかなどと、観光事業との関係を語るのに使ってきました。

水面の上として表現した観光の対象となる地域やそこでの観光事業の部分は、水面下に表現した、多様な部門が地域の事業者や市民とともに作ってきた部分の充実があってこそ、水面から上が大きく浮き上がるための観光力という浮力がうまれ、観光事業が花開くことを伝えたいと思いました。

水面下の最下部においた「地域素材」とは、地域の自然や文化、産業、芸術、スポーツなど、歴史の長短はあっても地域の中で観光振興につながるとは思わずに積み上げられてきたものであり、これこそ、潜在的観光資源である。それを観光資源として再発見し、価値づけ、保全、整備、磨きあげる作業が、観光力という浮力を生み出すイメージです。

比喩的な図なので、行政の方、現場の方と観光地域づくりについて議論を始めるときには、わりと使えてます。

さて、この図を改めて取りだして、日本都市センターからお声かけていただいた、2020 年度に「都市自治体におけるツーリズム行政に関する研究会」も議論を始め、都市自治体におけるツーリズム行政 ―持続可能な地域に向けて―とういう報告書を出しました。https://www.toshi.or.jp/publication/16790/

第2 章 消費されない観光価値を生むストック型の観光行政へ にこの図を入れています。全文ダウンロードできます。ご高覧くださいませー。

(川原 晋@東京都立大学)

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