資料集への寄稿のお願い
2021年度の日本建築学会大会において「ポストコロナに向けての観光地域の再生戦略」と題したパネルディスカッションを開催いたします。2020年春以降、新型コロナの感染拡大により国内観光地域は、観光客数が激減し、未曾有の危機に直面しました。度々発令される緊急事態宣言により、遠方への移動が制限された一方、民間事業者や観光地域では、近隣からの誘客に注力するマイクロツーリズム、三密を避けリモートワークを活用し働きながら余暇を取るワーケーション、ICT技術を活用したバーチャル観光など、試行錯誤が続けられています。この一連の動きを通じて、地域を支える産業としての観光の重要性は勿論のこと、生活者にとっての観光(=非日常生活圏での余暇活動)の意義が再確認されることとなりました。
そこで、パネルディスカッションでは、観光地域の最前線に立つ民間事業者や我が国の観光政策の舵取り役である観光庁担当者に登壇頂き、最新情報を提供するとともに、計画学の立場からwith/postコロナにおける観光地域再生に向けて、以下の点に関して議論を深めていきたいと考えております。
資料集においては、ポストコロナ時代の持続可能な観光地域のマネジメントを見据えて、各地の事例報告や理論的な論考を広く求めたいと考えております。
建築や都市計画を専門とする大学研究者のみならず、観光学を専門とする大学研究者、博士課程等の若手研究者、実務者からの幅広い寄稿をお願いします。
執筆申込の締切:6月13日(日)
原稿提出の締切:7月19日(月)
提出先:編集担当 立教大学 西川亮
E-MAIL: ryonishikawa@rikkyo.ac.jp

日本建築学会
都市計画委員会委員長 野澤 康
持続可能な観光地形成小委員会主査 岡村 祐